インビザラインファースト
インビザラインとマイオブレースの違いは?目的・費用・年齢別の選び方を解説
インビザラインとマイオブレースは、どちらも子どもの歯並びに使われる透明なマウスピース型の装置です。そんなインビザラインとマイオブレースですが、「うちの子にはどちらが合うのか判断できない」「総額いくらかかるのか不透明」と迷う方も少なくありません。
見た目は似ていても、この2つは治療の目的そのものが異なります。そこでこの記事では、目的・仕組み・装着時間・適応年齢・費用の5軸で違いを解説します。年齢と症状で見る使い分けや、マイオブレース後に第二期治療へ進んだ場合のトータル費用も併せて紹介します。
INDEX
- お子さまの口呼吸や歯並びが気になるなら子ども矯正スマイルMAP
- インビザラインとマイオブレースの違いを一覧で比較
- インビザラインとマイオブレースの治療目的の違い
- インビザラインとマイオブレースの仕組みの違い
- インビザラインとマイオブレースの装着時間の違い
- インビザラインとマイオブレースの適応年齢の違い
- インビザラインとマイオブレースの費用の違い
- インビザラインとマイオブレースのメリット・デメリットの違い
- インビザラインとマイオブレースの使い分け(状況別)
- インビザラインとマイオブレースの違いに関するよくある質問
- 子どものマウスピース矯正で迷ったら子ども矯正スマイルMAP
- まとめ|インビザラインとマイオブレースの違いと選び方
お子さまの口呼吸や歯並びが気になるなら子ども矯正スマイルMAP

子ども矯正スマイルMAPは、矯正専門医がお子さまの口呼吸や舌の位置、歯並びの状態を確認し、年齢と症状に合った治療方針を提案してくれる医院を探せるポータルサイトです。
マイオブレースとインビザラインファーストのどちらが適しているかは、医院での専門医の診断ではじめて判断できます。お子さまの歯並びが気になり始めた保護者の方は、公式サイトから対応医院をご確認ください。
インビザラインとマイオブレースの違いを一覧で比較

インビザラインとマイオブレースは、どちらも透明なマウスピース型の装置ですが、治療の目的そのものが根本的に異なります。まずは治療目的・仕組み・装着時間・適応年齢・費用の5つの軸で違いを一覧にまとめました。
| 比較軸 | インビザライン | マイオブレース |
|---|---|---|
| 治療目的 | 歯列を動かし歯並びを整える | 口腔習癖を改善し歯並びの原因を除去する |
| 仕組み | カスタムメイドのアライナーを2週間ごとに交換して歯を動かす | 軟性トレーナーの装着とトレーニングで口腔環境を整える |
| 装着時間 | 1日20〜22時間 | 日中1〜2時間+就寝時(合計8〜10時間ほど) |
| 適応年齢 | 6〜10歳前後の混合歯列期 | 3〜15歳(特に3〜8歳) |
| 費用相場 | 40〜60万円 | 30〜60万円 |
インビザラインとマイオブレースの治療目的の違い

インビザラインは歯を動かす矯正装置、マイオブレースは口呼吸や舌の位置など悪習慣を改善する筋機能療法の装置です。ここでは、以下の内容を解説します。
- インビザラインの治療目的
- マイオブレースの治療目的
インビザラインの治療目的
インビザラインの治療目的は、歯列を計画的に動かして噛み合わせや歯並びを整えることです。3Dシミュレーションで治療後の歯並びを事前に可視化できる点も特徴で、歯列不正そのものを対象とする「矯正治療」に位置づけられます。
インビザラインファーストでは、顎の成長を利用しながら永久歯の萌出スペースを確保する治療も並行して進めます。あくまで「見えている歯並びを整える」ためのアプローチであり、口呼吸や舌の位置といった機能面の癖そのものに直接働きかける装置ではない点は押さえておくとよいでしょう。
マイオブレースの治療目的
マイオブレースの治療目的は、歯並びを乱す根本原因である口腔習癖の改善です。口呼吸・低位舌・異常嚥下・指しゃぶりといった癖にアプローチしていきます。装置装着だけでなく、呼吸・嚥下・舌位のトレーニング(アクティビティ)を並行して行い、成長期の顎の発達を正しい方向に導く効果が期待できます。
歯を直接動かすというより、歯並びが自然に整いやすい口腔環境を整える予防的な位置づけと考えるとイメージしやすくなります。すでに強い歯列不正がある場合には、単独での解決は難しくなる点も理解しておきましょう。
インビザラインとマイオブレースの仕組みの違い

インビザラインはアライナーの交換で歯を動かし、マイオブレースは軟性トレーナーで口腔環境を整えます。ここでは、以下の内容を解説します。
- インビザラインの仕組み
- マイオブレースの仕組み
インビザラインの仕組み
インビザラインは米国アライン社が開発した透明マウスピース型の矯正装置です。個々の歯列に合わせてカスタムメイドされたアライナーを2週間ごとに交換し、歯を少しずつ計画通りに動かします。透明素材で目立ちにくく、取り外しできるため食事や歯磨きの負担が少ない点も特徴です。
乳歯と永久歯が混在する混合歯列期に対応したインビザラインファーストは、顎の成長誘導と歯列の整列を同時に進められる設計になっています。装着時間の管理が治療結果を大きく左右する仕組みのため、家庭でのサポートも欠かせません。
インビザラインファーストの適応や対象年齢を詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
インビザライン・ファーストの適応条件を詳しく解説!適応年齢や症例、治療期間も紹介
マイオブレースの仕組み
マイオブレースはオーストラリアのMRC社が開発した軟性素材のマウスピース型トレーナーで、MRC矯正とも呼ばれます。日中1〜2時間と就寝時に装着し、装着中は呼吸・舌位・嚥下のトレーニングを合わせて行います。装置は既製サイズを子どもの成長段階に合わせて段階的に交換していくため、細かなオーダーメイドは不要です。
小児矯正で使われる装置全体を俯瞰したい方は以下の記事をご覧ください。
小児矯正の種類には何がある?装置の特徴と選び方のポイントをわかりやすく解説
インビザラインとマイオブレースの装着時間の違い

日常生活と治療の両立可否を判断するうえで、装着時間と通院頻度は重要な材料になります。学校生活への影響や継続のしやすさに直結する軸のため、お子さまの生活スタイルを思い浮かべながら確認してみてください。ここでは、以下の内容を解説します。
- インビザラインの装着時間
- マイオブレースの装着時間
インビザラインの装着時間
インビザラインファーストは、1日20〜22時間の装着が推奨されます。食事と歯磨き以外はほぼ常時装着する必要があり、学校でも装着したままの生活が前提となります。アライナーは2週間ごとに交換し、通院は1〜3ヶ月に1回のペースで経過を見るのが一般的です。装着時間が守れないと計画通りに歯が動かず、治療期間が延びる場合があります。
学校生活での装着や紛失対策を詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
インビザラインは子どもが学校でも使える?給食・体育・紛失対策と装着時間の守り方を解説
マイオブレースの装着時間
マイオブレースは、日中1〜2時間と就寝時(合計8〜10時間ほど)の装着が基本です。日中の装着中はアクティビティと呼ばれる呼吸・舌位のトレーニングを合わせて行います。通院は月1回程度で、装置サイズの調整とトレーニング指導を受けるのが特徴です。
寝るときだけのマウスピース矯正について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
子どもの寝るときだけのマウスピース矯正は効果ある?向き不向き・費用・装着時間などを解説
子ども矯正スマイルMAPでは、マイオブレースとインビザラインファーストに対応する小児矯正の医院を、お住まいのエリアから無料で検索できます。
インビザラインとマイオブレースの適応年齢の違い

開始できる年齢と、対応できる症例の範囲は装置によって異なります。お子さまの年齢と歯の状態に合った装置を選ぶ判断材料になるため、それぞれの適応条件を確認してみてください。ここでは、以下の内容を解説します。
- インビザラインの適応年齢
- マイオブレースの適応年齢
インビザラインの適応年齢
インビザラインファーストは、6〜10歳前後の混合歯列期の子どもが主な対象です。軽度から中等度の叢生、出っ歯、すきっ歯など、歯列不正が明確に見えている症例に適応します。永久歯が生えそろい始めた段階で歯列そのものを整える治療のため、歯並びの乱れが具体的な形で表れている子どもに適しています。
子どもの矯正はいつから始めるか迷っている方は以下の記事をご覧ください。
子どもの歯の矯正はいつから始めるべき?早めに受診した方がよい症状も解説
マイオブレースの適応年齢
マイオブレースは3〜15歳が対象で、特に3〜8歳の乳歯列期から混合歯列前期に開始すると顎の成長誘導効果が得やすくなります。 口呼吸・舌の低位・異常嚥下・指しゃぶりといった悪習癖が原因の歯列不正、および軽度の受け口や出っ歯の傾向がある子どもに適しているのが特徴です。逆に永久歯列が完成した段階でしっかりした歯列不正がある場合は、マイオブレース単独では対応が難しい傾向にあります。
顎を広げるマウスピース矯正について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
子どもの歯科矯正で顎を広げるマウスピース矯正とは?仕組みやワイヤー矯正との違いも解説
インビザラインとマイオブレースの費用の違い

費用は保護者にとって最も気になる違いの1つです。ここでは、以下の内容を解説します。
- インビザラインの費用
- マイオブレースの費用
インビザラインの費用
インビザラインファーストの費用相場は40〜60万円で、治療期間は1〜3年ほどです。第一期治療で顎の成長を利用しつつ歯列を整え、必要に応じて第二期治療に移行します。第二期が必要な場合は、追加で40〜50万円が発生することもあります。マイオブレースの費用
マイオブレースの費用相場は30〜60万円で、治療期間は1〜3年ほどです。ただし、歯列不正が残った場合や中等度以上の症例では、マイオブレース終了後に第二期治療としてワイヤー矯正やインビザラインが必要になることも多いです。第二期を含めた総額を事前に確認しておくと安心です。
小児矯正の費用相場全体を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
小児矯正の費用相場は?分割払いや医療費控除、保険適用の有無まで徹底解説
子ども矯正スマイルMAPでは、第二期治療まで含めて費用を相談できる医院を、地域から探して比較できます。
インビザラインとマイオブレースのメリット・デメリットの違い

インビザラインとマイオブレースは、治療の目的や仕組みが異なるため、メリット・デメリットにも違いがあります。ここでは、以下の内容を解説します。
- インビザラインのメリット・デメリット
- マイオブレースのメリット・デメリット
インビザラインのメリット・デメリット
インビザラインのメリットは、透明で目立ちにくいこと、単独で治療が完結して予算計画を立てやすいこと、3Dシミュレーションで治療後の歯並びを事前に確認できることです。
デメリットは、1日20〜22時間の装着を守る自己管理と保護者のサポートが必要なこと、初期費用が40〜60万円と高めなこと、装着時間が守れないと計画通りに進まず治療期間が延びる場合があることです。
マイオブレースのメリット・デメリット
マイオブレースのメリットは、学校で装着する必要がなく日常負担が比較的軽いこと、費用相場が30〜60万円と抑えやすいこと、3〜8歳の成長期に口呼吸や舌位などの悪習慣改善に取り組めることです。
デメリットは、家庭でのトレーニングと保護者の声かけを継続する必要があること、対応できる症例が悪習癖中心・軽度に限られること、歯列不正が残った場合に第二期治療が必要になるケースがあることです。
インビザラインとマイオブレースの使い分け(状況別)

目的・仕組み・費用の違いを踏まえたうえで、実際にどちらを選ぶかの判断軸を整理します。ここでは、以下の内容を解説します。
- マウスピース装着時間を守れる子ならインビザライン
- 口腔習癖の改善を優先するならマイオブレース
マウスピース装着時間を守れる子ならインビザライン
1日20時間以上の装着を継続できる自己管理力や、保護者のサポート体制がある家庭にはインビザラインが適しています。歯列不正が明確に見えており、短期間で歯並びを整えたい場合や、透明で目立たない装置を希望する場合も選択肢となります。学校や習い事の時間もアライナーを外さない生活が可能かどうかが、判断のポイントです。口腔習癖の改善を優先するならマイオブレース
口呼吸や舌の低位、指しゃぶり、異常嚥下といった悪習癖が歯並びの乱れにつながっている子どもには、マイオブレースが適しています。3〜8歳の成長期に開始すると顎の発達を良い方向に導きやすくなります。装着は日中1〜2時間と就寝時のみで学校生活への影響が少ない一方、家庭でのトレーニング習慣づけと保護者の声かけサポートが継続のカギです。
小児矯正の選び方全般を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
小児矯正の選び方を徹底解説!歯科医院で失敗しない8つのポイントとカウンセリングの注意点も紹介
インビザラインとマイオブレースの違いに関するよくある質問

最後に、インビザラインとマイオブレースの違いに関して保護者からよく寄せられる質問に回答します。
Q. インビザラインとマイオブレースは併用できますか
まずマイオブレースで悪習慣を改善し、その後に残った歯列不正をインビザラインで整える二段階治療の流れが一般的です。同時装着は装置構造上難しいため、担当医と治療計画を相談することが前提となります。
Q. マイオブレースで効果が出なかった場合インビザラインに切り替えられますか
切り替えは可能です。マイオブレースで改善しきれない歯列不正が残った場合、永久歯列完成後にインビザラインやワイヤー矯正へ移行する第二期治療が選択肢となります。切り替え時期と追加費用の目安を担当医に確認しておくと、家計計画を立てやすくなります。
インビザラインの子どもへのデメリットを詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
インビザラインは子どもにデメリットが多い?年齢別リスクと失敗しない対処法を解説
Q. インビザラインとマイオブレース、続けられないときの対処法は
装着時間の管理表を家庭で作る、装着タイミングを毎日のルーティンと紐づける、装置装着中に楽しめる時間帯(読書・アニメ視聴)を作るなどの工夫が有効です。それでも継続が難しい場合は担当医に相談し、装置種類の変更や治療計画の見直しを検討してみてください。
Q. マイオブレースとプレオルソはどう違いますか
両者ともマウスピース型の予防矯正装置ですが、マイオブレースは既製サイズを段階的に使い分ける筋機能療法中心の装置です。一方、プレオルソは、日本の歯科医師が開発した比較的やわらかい素材の装置で、口周りの筋機能改善を目的とします。適応年齢や治療プロトコルが異なるため、担当医にお子さまに合う装置を確認してみてください。
子どものマウスピース矯正で迷ったら子ども矯正スマイルMAP

子ども矯正スマイルMAPでは、マイオブレースとインビザラインファーストの両方に対応できる医院を検索できます。お子さまの年齢・症状・生活スタイルを踏まえ、最適な装置と治療計画を相談できる医院を探せます。「どちらを選べばいいか判断できない」「二段階治療の総額が知りたい」と感じている方は、公式サイトから対応医院をご確認ください。
まとめ|インビザラインとマイオブレースの違いと選び方

インビザラインは透明マウスピースで歯列を整える矯正治療、マイオブレースは口呼吸や舌位の悪習慣を改善する筋機能療法という、根本的な目的の違いをまず押さえることが出発点です。目的が違えば、装置の仕組み・装着時間・費用・適応年齢もそれぞれ異なる形で表れます。
次に、生活と予算の両立可否を確認するために、装着時間と第二期治療まで含めたトータル費用を並べて比較していきます。判断のヒントが見えたら、次のステップは矯正専門医への相談です。専門医の診察でお子さまの現状を診てもらうことで、装置選びの迷いを解消できます。
子ども矯正スマイルMAPでは、マイオブレースとインビザラインに対応する矯正専門医のいる医院を、お住まいのエリアから無料で探せます。
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※本記事は矯正歯科診療の専門知識をもとに作成しています。内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療を保証するものではありません。治療方針はお子さまの状態に応じて異なるため、必ず矯正専門医にご相談ください。自由診療(保険適用外)となり、費用や治療期間・効果には個人差があります。
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