子どもの矯正
子どもの歯科矯正で顎を広げるマウスピース矯正とは?仕組みやワイヤー矯正との違いも解説
子供の歯並びが気になり、抜歯をせずに顎を広げて治せないかと考える保護者の方も少なくありません。「目立ちにくいマウスピースで顎を広げられないか」と考える方も多いでしょう。
そこでこの記事では、顎を広げるマウスピース矯正の仕組みや種類、拡大床との違いを解説します。
この記事を読めば、顎を広げるマウスピース矯正がわが子に適しているか見当がつくので、矯正を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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子供の歯科矯正で顎を広げるマウスピース装置と他装置の違い

顎を広げる装置にはマウスピース型のほか、ワイヤー矯正・拡大床(床矯正)・固定式拡大装置などがあり、仕組みや装着感が異なります。ここでは、以下の内容を解説します。
- ワイヤー矯正との違い
- 拡大床や床矯正との違い
- 固定式拡大装置との違い
ワイヤー矯正との違い
顎を広げるマウスピース型装置は透明で目立ちにくく、食事や歯みがきのときに取り外せる点が特徴です。歯に装置を固定するワイヤー矯正とは、装着感や見た目の面で大きく異なります。
一方で、マウスピース型は決められた装着時間を自分で守ることが前提になります。ワイヤー矯正は歯に固定されているため装着時間の管理が不要で、この点は両者の大きな違いです。どちらが優れているということではなく、子供の歯並びの状態や生活スタイルに合わせて選ばれます。
子ども矯正のマウスピースとワイヤーについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
子どもの矯正はマウスピースとワイヤーどっちがいい?違い・費用・選び方を徹底比較
拡大床や床矯正との違い
拡大床(床矯正)は、装置中央のネジを回して床部分を少しずつ広げる取り外し式の装置です。顎の幅を広げるという目的はマウスピース型と共通しますが、仕組みや装着感、適応には違いがあります。
マウスピース型は1日20〜22時間程度の装着で連続的に力をかけるのに対し、拡大床は主に自宅や就寝時の装着が中心になることが多い装置です。それぞれ装着時間や日中の使い勝手が異なります。
固定式拡大装置との違い
急速拡大装置などの固定式拡大装置は、歯に装置を固定して顎を広げる装置です。取り外し式のマウスピース型とは、装着感や適応の面で異なります。固定式は装着時間の管理が不要で、骨格的に幅を広げたいケースなどで使われることがあります。
マウスピース型は取り外せる手軽さがある一方、装着時間を守る自己管理が必要です。症状の程度や年齢に応じて使い分けられるため、最終的にどの装置が適しているかは歯科医院での診断によります。
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子供の歯科矯正で顎を広げるマウスピース矯正が適しているケース

顎を広げるマウスピース矯正は、すべての子供に適しているわけではありません。
ここでは、適しているケースと適していないケースを紹介します。
マウスピース矯正が適しているケース
顎を広げるマウスピース矯正は、軽度から中等度の歯列の乱れがあり、装着時間を自分で守れる子供に適しています。1日20時間前後の装着を継続できることが、効果を実感しやすくする前提になります。
また、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期に始めると、顎の成長を活かしながら歯が並ぶスペースを確保しやすくなります。成長期ならではのタイミングを活かせる点が、この時期に始めるメリットです。適応可能かどうかは現在の歯並びや骨格の成長度合いによって大きく変わるため、まずは専用の機器を用いた精密検査を受けることが重要です。
マウスピース矯正が適していないケース
重度の骨格的な問題がある場合や、装着時間の管理がどうしても難しい場合は、マウスピース型での顎の拡大は難しい傾向にあります。その理由は、装着時間が足りないと歯が計画通りに動きにくくなるためです。
このようなケースでは、固定式の拡大装置や別の方法、永久歯が生えそろってからの第二期治療が検討されることがあります。マウスピースが合わないからといって矯正ができないわけではなく、ほかの選択肢があります。どの方法が適しているかは子供の状態によって異なるため、歯科医師と相談しながら進めることが大切です。
子供の歯科矯正で顎を広げるマウスピース矯正の治療期間と進み方

顎を広げるマウスピース矯正にかかる期間や、その後の治療の進み方には一定の目安があります。ここでは、以下の内容を解説します。
- 顎が広がるまでの期間の目安
- 第二期治療へ移行する場合の流れ
顎が広がるまでの期間の目安
第一期治療で顎を広げる期間は、おおむね半年から2年程度であることが多いです。歯並びの状態や顎の成長度合いによって幅があり、一律ではありません。
子供の成長のスピードや歯の動き方には個人差があるため、同じ装置でも必要な期間は子供によって変わります。具体的な治療期間は歯科医院での診断によります。期間の見通しを正確に知りたい場合は、検査を受けたうえで歯科医師に確認してみてください。
小児矯正の治療期間について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
小児矯正の期間はいつまで?第一期・第二期治療の目安と装置別の治療期間を徹底解説
第二期治療へ移行する場合の流れ
第一期治療で顎を広げてスペースを確保したあと、永久歯が生えそろう時期に第二期治療へ移行することがあります。第二期治療では、整った土台の上で歯並び全体を細かく整えていきます。
ただし、すべてのケースで第二期治療が必要になるわけではありません。第一期治療で十分に整い、経過観察のみで済む子供もいます。第二期治療が必要かどうかは成長の経過を見ながら判断されるため、定期的に通院して状態を確認することが大切です。
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子供の歯科矯正で顎を広げるマウスピース矯正のメリット

顎を広げるマウスピース矯正のメリットは、以下の通りです。
- 目立ちにくく着脱できる
- 抜歯リスクを抑えやすい
順番に確認していきましょう。
目立ちにくく着脱できる
顎を広げるマウスピース型装置は透明な素材でできているため、装着していても周囲から気づかれにくいのが特徴です。学校生活や写真撮影の場面でも目立ちにくく、見た目を気にする子供でも取り入れやすくなります。
また、食事や歯みがきのときには取り外せるため、食べたいものを我慢する必要がなく、口の中を清潔に保ちやすい点もメリットです。装置に食べ物が挟まる心配が少なく、子供の生活への負担を抑えられます。目立ちにくさと着脱のしやすさは、子供が前向きに続けやすい要素になります。
抜歯リスクを抑えやすい
成長期に顎を広げて歯が並ぶスペースを確保することで、永久歯がきれいに並びやすくなり、抜歯を避けやすくなるケースがあります。骨格が柔らかい時期だからこそ活かせる方法です。
歯を並べるスペースが不足していると、永久歯の矯正で抜歯が必要になる場合があります。早い時期にスペースを確保しておくことで、その後の治療の選択肢が広がりやすくなります。ただし、必ず抜歯を避けられるわけではなく、適応や歯並びの状態によって変わるため、歯科医院での診断が前提となります。
子供の歯科矯正で顎を広げるマウスピース矯正のデメリット

顎を広げるマウスピース矯正のデメリットは、以下の通りです。
- 装着管理が必要になる
- 適応に限りがある
それぞれ詳しく解説します。
装着管理が必要になる
マウスピース矯正は1日20〜22時間程度の装着が目安で、決められた装着時間を守れないと歯が計画通りに動きにくくなります。子供が自分で装着を管理する必要があり、つけ忘れが続くと治療が長引くことがあります。
また、取り外せる装置のため、紛失や破損のリスクもあります。外したまま置き忘れたり、ケースに入れずに捨ててしまったりすると、作り直しが必要になる場合があります。装着管理は保護者のサポートも大切になるため、家庭で続けやすい仕組みを整えておくと安心です。
適応に限りがある
重度の骨格的なケースや、大きく顎を広げる必要がある場合などでは、マウスピース型での対応が難しいことがあります。歯並びや骨格の状態によっては、固定式の装置のほうが適しているケースもあります。
マウスピース矯正で進められるかどうかは、検査と診断によって判断されます。希望してもマウスピース型が適応にならない場合があることは、把握しておくと安心です。どの装置が子供に合うかは状態によって異なるため、歯科医師と相談しながら選ぶことが大切です。
子供の歯科矯正で顎を広げるマウスピース矯正のよくある質問

Q. 顎を広げるマウスピース矯正は痛みがありますか?
新しいマウスピースに交換した直後は、歯が締めつけられるような違和感や軽い痛みを感じる子供がいます。多くは数日で慣れていくことが多いですが、感じ方には個人差があります。痛みが強い場合や長引く場合は、自己判断せず歯科医師に相談してみてください。
小児矯正の痛みについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
小児矯正の痛みはいつまで続く?原因・装置別の違い・対処法を解説
Q. マウスピースで顎を広げると元に戻りますか?
矯正後は、広げた状態を安定させるために保定装置を使う期間が必要です。保定をしっかり行うことで後戻りを抑えやすくなります。後戻りの程度には個人差があるため、保定の進め方は歯科医師の指示に従うことが大切です。Q. 子供がマウスピースを嫌がる場合はどうすればよいですか?

Q. 顎を広げるマウスピース矯正の費用はどのくらいですか?
第一期治療の費用には幅があり、使用する装置や歯科医院によって異なります。相場は30万円〜60万円程度(税込)が目安です。Q. 顎を広げるマウスピース矯正で顎はどのくらい広がりますか?
第一期治療で顎の幅がどの程度広がるかは、症状や成長の状態によって異なります。歯が並ぶスペースを確保できる程度を目安に進められることが多いですが、具体的な広がり方は診断によります。詳しい見通しは検査を受けたうえで歯科医師に確認してみてください。Q. 装着時間を守らないと効果は出ませんか?
マウスピースは1日20時間前後の装着が前提で、装着時間を守れるかどうかが結果に大きく関わります。守れない日が続くと歯が計画通りに動きにくく、治療が長引くこともあるため注意が必要です。子供だけで管理するのが難しい場合は、保護者のサポートが大切になります。子供の歯科矯正で顎を広げるマウスピース矯正に合うクリニックを比較して選ぶなら子供矯正スマイルMAP

「記事を読んで顎を広げるマウスピース矯正の全体像はつかめたけれど、わが子のケースで本当に適応するのか、専門家に直接確かめたい」という方もいるでしょう。
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まとめ|子供の歯科矯正で顎を広げるマウスピースの選び方

子供の歯科矯正で顎を広げるマウスピース矯正は、透明で目立ちにくく着脱できる装置を使い、成長期に顎を広げて歯が並ぶスペースを確保していく方法です。ワイヤー矯正や拡大床、固定式拡大装置とは仕組みや装着感が異なり、軽度から中等度の歯列の乱れがあり装着時間を守れる子供に適しています。
一方で、装着時間の自己管理が必要になることや、重度の骨格的なケースでは適応に限りがあることもデメリットとして押さえておきましょう。治療期間はおおむね半年から2年程度が目安ですが、適応や進め方は子供の状態によって異なります。
「顎を広げるマウスピース矯正を前向きに検討したい」と感じた方は、子供矯正スマイルMAPで対応クリニックを探し、無料で相談の一歩を踏み出せます。
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※本記事は子供の歯科矯正に関する一般的な情報をまとめたものです。実際の治療内容・適応・費用は個人の状態や歯科医院により異なります。治療を検討される際は必ず歯科医師の診察・カウンセリングをお受けください。
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