歯磨きしてくれない

子どもが歯磨きしてくれない理由

口の中を触られたくない

口の中を触られたくない

子どもが歯磨きを嫌がる大きな理由の1つに、「口の中を触られることへの抵抗感があること」があります。赤ちゃんの口の中は非常に敏感で、歯ブラシのような異物が入ることに不快感や驚きを感じやすいです。
歯が生え始める頃は歯茎も敏感なため、少しの刺激でも嫌がることがあります。無理やり磨くと、歯磨き自体が「嫌なもの」と認識されてしまうため、口に触れられることに徐々に慣れさせる工夫をすることが大切です。

長い間口を開けていられない

長い間口を開けていられない

「長い間口を開けているのが辛い」というのも子どもが歯磨きを嫌がる理由の1つです。顎の力が未発達なため、数分間口を開け続けると顎が疲れてしまいます。
また、口を開けた状態が続くと唾液が溜まりやすく、不快感や息苦しさを感じてしまうことも少なくありません。無理に長時間開けさせようとせず、途中で小休憩を挟んだり手早く短時間で終わらせたりする工夫をすることで、歯磨きへの抵抗感を減らせるでしょう。

遊んでいるのを中断したくない

遊んでいるのを中断したくない

「遊んでいるのを中断したくない」という心理も歯磨きを嫌がる理由の1つです。夢中になっている遊びを中断されることで、不満や抵抗を感じ、歯磨きを拒否してしまいます。
時間の感覚が未熟な幼児期は、遊びの終わりが見えにくく、急に中断しようとすると納得しにくいです。歯磨きの時間を事前に伝えたり、遊びの区切りが良いタイミングで声をかけたりするなど、子どもが心の準備をできるように促すのがおすすめです。

イヤイヤ期

イヤイヤ期

「イヤイヤ期」に入り、急に歯磨きを嫌がることもあります。1〜3歳頃に自我が芽生え、「自分でやりたい」「大人の指示に従いたくない」という自己主張が強まるため、歯磨きも拒否の対象になることが多いです。
歯磨きが「嫌なもの」として認識してしまうため、無理強いは禁物です。機嫌の良いときを見計らうなど子どもの気持ちに寄り添いながら、歯磨きを楽しい習慣として根付かせる工夫をする必要があります。

機嫌が悪い

機嫌が悪い

機嫌が悪いときは歯磨きを嫌がることが多いです。眠たい時や疲れている時など、子どもの機嫌が良くないタイミングで歯磨きをしようとすると、普段以上に抵抗を示すことがあります。
このような状況では、口の中に歯ブラシを入れられること自体が不快に感じられ、泣いたり暴れたりすることも少なくありません。無理に押さえつけると歯磨き自体が「嫌なこと」として記憶されてしまうため、時間帯の見直しや機嫌が直るまで待つなど、柔軟に歯磨きをしてあげる必要があります。

つまらない

つまらない

子どもが歯磨きを嫌がる理由として、「つまらない」と感じている可能性があります。歯磨きは、子どもにとってはなんのための行動かわかりにくいため、単調な時間に魅力を感じにくいです。
保護者が一方的に磨いている場合は、じっとしていることを強いられる退屈な時間に感じられ、歯磨き自体を拒否する要因にもなります。歯磨きの歌を歌う・キャラクターの歯ブラシを使う・ご褒美を用意するなど、歯磨きに楽しさや目的を持たせる工夫をすることが大切です。

親が怖い

親が怖い

歯磨きを嫌がる子どもの中には、「親が怖い」と感じているケースがあります。虫歯を心配するあまり、親が真剣な表情になったり無理やり押さえつけて磨いたりすることで、子どもは歯磨きが「怖いもの」「嫌なこと」だと認識してしまいます。
怒ったり無理強いしたりするのは逆効果になるため、子どものペースに合わせて歯磨きを楽しい時間にする工夫をすることが、恐怖心を和らげるうえで大切です。

【歯磨きを嫌がらない】子どもが歯磨きを好きになるには?

小さいときから歯磨きを習慣する

子どもが歯磨きを好きになるには、小さい頃から習慣化することが大切です。乳歯が生え始めた生後6ヶ月頃から、ガーゼや赤ちゃん用歯ブラシを使用します。早い段階から口や歯茎に歯ブラシが触れることに慣れさせましょう。
歯磨きの歌や楽しい雰囲気を取り入れることで、歯磨きは楽しいものと認識し、仕上げ磨きもやりやすくなります。

両親も一緒に歯磨きをする

両親も一緒に歯磨きをすることも、子どもを歯磨き好きにさせるためのポイントです。子どもは親の行動をよく見ており、真似をしたがります。両親が楽しそうに歯磨きをしている姿を見せることで、子どもも「自分もやってみたい」という気持ちになり、歯磨きへの抵抗感が和らぎます。
家族みんなで同じ時間に歯磨きをすることで、歯磨きが特別なものではなく、日常の習慣として自然に受け入れられるようになるでしょう。

時間を決めて歯磨きをする

時間を決めて歯磨きをすることも効果的です。毎日同じ時間に歯磨きをすることで、子どもは「この時間は歯磨きの時間」と認識し、生活リズムの一部として自然に受け入れやすくなります。
特に、就寝前の歯磨きは虫歯予防に非常に重要です。眠たくなる前に済ませるなど、子どもの機嫌が良い時間帯を選ぶのがおすすめです。規則正しい習慣によって子どもが自主性を持ち、歯磨きへの抵抗感がなくなるでしょう。

子どもに合った歯ブラシを使う

子どもが歯磨きを好きになるためには、子どもに合った歯ブラシを選ぶことが大切です。子どもの口の大きさに合った小さめのヘッドで毛が柔らかい歯ブラシを選ぶと、口の中に入れても不快感が少なく、歯ぐきを傷つける心配もありません。
子どもが自分で握りやすいように、グリップが太めや滑りにくい素材のものを選ぶのも良いでしょう。

好きな色・キャラクターの歯ブラシを使う

子どもの好きな色やキャラクターの歯ブラシを使うのも、歯磨きの時間を楽しいものにする工夫の1つです。子どもは興味のあるものには積極的に関わろうとするため、お気に入りのキャラクターや鮮やかな色の歯ブラシを選ぶことで、歯磨きが「楽しい遊び」の1つとして認識されやすくなります。
自分で選んだ歯ブラシであれば、より愛着が湧き、歯磨きへのモチベーションも高まるでしょう。

ジェルタイプの歯磨き粉を使う

子ども用の歯磨き粉には、ジェルタイプを使用するのがおすすめです。ジェルタイプは泡立ちが少ないため、口の中が泡だらけになって不快に感じることが少なく、丁寧に磨くことができます。
また、研磨剤が含まれていないものが多く、子どものデリケートな歯や歯ぐきを傷つけにくいです。うがいが苦手な子どもでも使いやすいので、歯磨きへの抵抗感を減らし、楽しく続けるきっかけとなるでしょう。フッ素配合のものを選べば、虫歯予防効果も期待できます。

味や匂いのある歯磨き粉を使う

子どもが歯磨きを好きになるには、味や匂いのある歯磨き粉を使用するのも効果的です。大人用のミント味は刺激が強く、子どもには不快に感じられることが多いです。いちご・ぶどう・メロンなどのフルーツ味や、甘い香りのする子ども用歯磨き粉を選んであげましょう。
子どもが好きな味を選ぶことで、歯磨きに対する抵抗感が和らぎ、楽しみに感じるきっかけになります。複数の種類を試して、子どもの好みに合うものを見つけてあげることも大切です。

歯磨きの大切さを教えてあげる

なぜ歯磨きが必要なのかを分かりやすく伝えることも、とても大切です。「磨きなさい」と指示するだけでなく、「バイキンさんが虫歯を作っちゃうよ」「歯をきれいにすると気持ちいいね」など、子どもの理解できる言葉で説明してあげましょう。
歯磨きの意味を理解することで、自分の健康のためにする行動として、前向きに取り組む意識が育まれるでしょう。

歯磨きをしたらご褒美をあげる

子どもが歯磨き好きになるためには、ご褒美をあげることも効果的な手段です。歯磨きを頑張った後、シールを貼る・カレンダーに印をつける・簡単なゲームをするなど、子どもが喜ぶご褒美を用意してあげましょう。
高価なものをあげる必要はなく、小さな達成感を積み重ねることが大切です。ご褒美は、歯磨きが「嫌なこと」ではなく「頑張れば良いことがある」というポジティブな経験として記憶され、歯磨きへの意欲を高めるきっかけになります。

子どもの仕上げ磨きのコツ

歯に対してまっすぐ毛先を当てる

仕上げ磨きでは、歯に対して歯ブラシの毛先をまっすぐ当てることが重要です。毛先を歯にしっかり当てることで、歯と歯ぐきの境目や歯の溝に溜まったプラーク(歯垢)を効率的に除去できます。
力を入れすぎず、小刻みに動かすことを意識すると良いでしょう。歯ブラシが斜めになっていたり、力が弱すぎたりすると、汚れが落ちにくくなります。正しい角度で丁寧に磨くことで、虫歯予防効果が高まります。

軽い力で磨く

仕上げ磨きでは、力を入れすぎないことが重要です。ゴシゴシと強い力で磨くと、子どものデリケートな歯ぐきを傷つけたり、歯のエナメル質を摩耗させたりする可能性があります。
また、痛みや不快感を与えてしまうと、歯磨き自体を嫌がる原因にもなりかねません。歯ブラシの毛先が軽く当たる程度の優しい力で、一本一本丁寧に小刻みに動かすように意識しましょう。鉛筆を持つように歯ブラシを握ると、自然と力が入りにくくなります。

3分を目安に歯を磨く

子どもの仕上げ磨きは、3分を目安にすると良いでしょう。時間を意識することで、磨き残しを防ぎ、隅々まで丁寧に汚れを落とすことができます。
無理に3分間にこだわる必要はありません。お子さんの機嫌や集中力に合わせて柔軟に時間を決めましょう。タイマーを使ったり、好きな歌を歌いながら磨いたりすると、楽しみながら歯磨きの時間を確保できます。